こんにちは。第二の実家(daininojikka.com)です。私たちは、東京で共働き子育て世帯のご自宅にお伺いし、お料理サポート・見守り・整理収納を、人生経験豊かなサポーターがお届けしている家事代行サービスです。
私自身、はじめてお料理サポートに伺ったとき、あるお客様に「もう、精神安定剤みたいなものです」と言っていただいたことがありました。「作り置きなんて、私にはできない」——そう思い込んで自分を責めていたそのお客様が、少しずつ台所に立てるようになっていく。霧が晴れるように、ほっとする瞬間でした。この記事は、その現場で見えてきたコツを、できるだけ噛み砕いてお届けするものです。
本記事では、共働き世帯の作り置きが続かない理由、冷蔵庫にあるものから始める考え方、週末2時間で回る7品の型、そして食育の視点、頼るという選択肢まで、6つの視点で整理します。全部を真に受けなくて大丈夫。1つだけ、あなたの週末にそっと持ち帰ってもらえたら嬉しいです。
「今日も夕飯どうしよう」——作り置きが続かないのは、あなたのせいじゃありません
作り置きが続かない一番の理由は、意志の弱さではなく「完璧に7品揃える」という設計そのものにあります。共働き子育て世帯の週末は、洗濯・掃除・子どもと遊ぶ時間・自分の休息で、すでにパンパン。そこに「休日を丸ごと調理に使う」ことを重ねると、続くわけがないんです。
共働き世帯の6割が夕飯づくりを「負担」と感じている——数字で見る現実
総務省統計局「令和3年社会生活基本調査」(2022年8月公表)によると、6歳未満の子どもがいる共働き妻の家事関連時間は1日3時間台に及びます。夫は1時間台。夜に台所に立つ時間だけを切り出しても、疲れがピークに達する時間帯にあたります。「作り置きしておけば楽になるはず」と頭では分かっていても、体が動かない夜がある。それは、あなただけのせいじゃありません。
「休日を全部作り置きに使う」から続かない。理由は『完璧主義』のワナ
SNSや動画で見る「土曜日8時間かけて15品」の作り置きは、確かに素敵に見えます。でも、それを毎週続けている人は本当にごく一部です。第二の実家のサポーターがご家庭で見てきたのは、「完璧に7品」より「主菜1品+副菜2品」を毎週続けるほうが、結果的に平日ずっと楽という実感でした。頑張りすぎない設計こそが、続く設計です。
頑張りが足りないのではなく、「家族の中でなんとかする」やり方の限界
第二の実家の代表・吉村がよく口にする言葉があります。「『家族の中でなんとか』には、必ず限界が来る」。夫婦だけで、実家だけで、きょうだいだけで回していたのが、これまでの当たり前でした。でも実際には、頼っていた妹自身が妊娠した、親も自分の生活で手一杯——連鎖する事情の中で、共働き子育て世帯の家事は静かに逼迫しています。頼れないのは、あなたが弱いからではなく、時代の構造の問題です。
冷蔵庫を開けて、『今あるもの』から始める。これが続く作り置きの正解
続く作り置きの正解は、「新しく買い足す」の反対、「冷蔵庫にあるもので組み立てる」スタイルです。第二の実家のサポーターは、お料理サポートに伺うと、まず冷蔵庫と乾物棚を開けます。買い足しはしません。「今日は何があるかしら」と、あるもので献立を組み立てていく。この順序が、実は続く作り置きの一番のコツなんです。
先に献立を決めない。「冷蔵庫に何があるか」から逆算する
作り置きに疲れる方の多くは、先にレシピを決めて、足りない食材を買い足すところから始めています。この順序だと、平日夜にスーパーへ寄る一手間が増え、それだけで力尽きます。順序を逆にしてみてください。冷蔵庫を開けて、余っている食材を3つ選ぶ。それだけでスタートを切れます。
余った野菜1つに『基本の3味付け』を掛け合わせる引き算のレシピ思考
「新しいレシピを覚える」から、作り置きは重くなります。私たちがおすすめしているのは、味付けを3種類だけ持っておくことです。醤油+みりん(和風の基本)、塩+ごま油(中華風)、味噌+砂糖(コクのある甘辛)。この3つに、冷蔵庫の残り野菜を掛け合わせるだけで、無限に副菜が生まれます。Hideka cookingさんの副菜20選(120万再生)も、根っこは同じ引き算の思考です。
「もったいない」を活かす——シニアの知恵に学ぶ、冷蔵庫リセット術
第二の実家のサポーターの中には、70代のベテランもいます。彼女たちが自然にやっているのが、「週の後半は冷蔵庫の残りを使い切る日」を決めておくこと。金曜日は「冷蔵庫リセットの日」と決めて、切り干し大根と半端に残ったにんじん・ちくわを煮る。ひじきと余った枝豆で白和えにする。実家のばあちゃんが自然にやっていた、あの光景です。お買い物はお客様にお任せ。私たちは『今あるもの』で力を発揮します。
週末2時間で回る、夕飯の作り置きおかずの型|おすすめ7品の組み立て方
週末2時間で回る型の目安は、主菜2品・副菜3品・下ごしらえ2品の合計7品です。全部を完成品にしなくて大丈夫。切って冷凍する、下味だけつけておく——それでも平日の夕飯は驚くほど楽になります。ここでは、実際にサポーターがご家庭でご一緒している型を、そのままお伝えします。
| 品名の型 | 仕上げの状態 | 保存の目安 | 平日の使い方 |
|---|---|---|---|
| 主菜1鶏の下味冷凍 | 塩麹+酒でもみ、袋のまま冷凍 | 冷凍3週間 | 解凍して焼くだけ・煮るだけ |
| 主菜2豚の生姜焼き | タレを絡めて仕上げ済み | 冷蔵2〜3日 | 温め直しでメイン完成 |
| 副菜1ひじき煮 | 乾物系の常備菜 | 冷蔵4〜5日 | 副菜1品/お弁当にも |
| 副菜2切り干し大根 | 乾物系の常備菜 | 冷蔵4〜5日 | 副菜1品/週の後半に |
| 副菜3ブロッコリー塩茹で | 茹でて水気を切るだけ | 冷蔵2〜3日 | 彩り・お弁当・サラダ |
| 下ごしらえ1切って冷凍野菜 | 玉ねぎ/きのこ/ピーマン | 冷凍3週間 | 凍ったまま炒める・煮る |
| 下ごしらえ2温泉卵 | まとめて仕込み | 冷蔵3日 | 丼・麺・サラダにのせる |
主菜2品:肉・魚の『下味冷凍』で平日は焼くだけ・煮るだけに
主菜は2品のうち1品を『下味冷凍』にするのが、平日を助ける最大のコツです。鶏むね肉に塩麹と酒をもみ込んで、そのままジップ袋で冷凍。豚こまに生姜と醤油をまぶして冷凍。平日は解凍して焼くだけ、煮るだけ。まごころ和定食さんの「帰宅10分の13品・1週間の下味冷凍献立」(222万再生)も、この考え方がベースです。もう1品は当日〜3日で食べ切る煮物や照り焼きにすれば、味の飽きも防げます。
副菜3品:日持ちする根菜と、翌日おいしい和え物・煮物の分担
副菜3品は、「日持ち」で役割分担します。ひじき煮・切り干し大根・きんぴらなどの乾物系は4〜5日日持ちするので週前半・後半どちらも登場OK。ブロッコリーやほうれん草の茹で置きは2〜3日で食べ切る。副菜は「無理に品数を増やす」のではなく、「役割を分ける」ことで、後半に足りなくなる問題が消えます。
下ごしらえ2品:切って冷凍した野菜と、温泉卵などの『仕込み』
「完成品」ではなく「仕込み」という発想も入れておいてください。玉ねぎのスライス、きのこのミックス、ピーマンの千切りを、袋ごと冷凍しておく。それだけで平日の炒め物が「凍ったまま投入」で済みます。温泉卵をまとめて仕込んでおくと、丼にも麺にも重宝します。滝沢眞規子さんの「2時間で作れる作り置き15品」(271万再生)で紹介されているような、切って冷凍する下ごしらえの考え方は、共働き家庭にとって最強の味方です。
詰めるだけでお弁当にもなる、『翌日の朝』を助ける工夫
夕飯の作り置きおかずは、そのままお弁当に流用できるものを混ぜておくと、翌朝がぐっと楽になります。ひじき煮・きんぴら・ブロッコリー塩茹で・鶏の照り焼きは、朝5分で詰めるだけ。「夕飯のためだけ」ではなく「翌朝のお弁当のためにも」と考えると、作り置きの手間が2倍返ってきます。
台所まわりで、手放していい家事を見つけませんか
毎日の夕飯を軽くするには、工夫を足すより先に「やらなくていいこと」を決めるほうが早いこともあります。全6ページのチェックリストを無料でお配りしています。
作り置きは、その子の『一生の宝』につながる小さな食育です
作り置きは、時短のためだけのものではありません。土曜日の午前中、台所で野菜を刻む音、鍋から立ちのぼる湯気、そのそばで子どもが『なにつくってるの?』と覗きこむ光景——それこそが、第二の実家がいちばん大切にしている時間です。作る過程を子どもが目にすることは、実はあなたが思っている以上に、その子の一生を作っていきます。
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13歳ごろ週末の作り置きに立ち会うお母さん・お父さんの手元を見て「なにつくってるの?」と覗きこむ。台所の湯気の記憶が心に残る時期。
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25歳ごろ野菜を切る音・味見を経験簡単な下ごしらえを一緒に。「これ何?」の会話が食への好奇心と語彙を広げる。
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38歳ごろ苦手だった食材が食べられるようになる刻んで混ぜる工夫を数年続けた結果、去年は残していた野菜が自然に口に入るようになる。
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410歳〜友達の家でも普通に食卓に馴染める「食べられないもの」というレッテルがない状態で人間関係の輪に入っていける安心感。
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5大人になったとき“当たり前の食卓”を家族に届けられる小さい頃の当たり前が、自分の家族への当たり前になる。それは、その子の一生の宝。
「小さい頃の当たり前」が、大人になってからの食卓を決める
代表の吉村が現場でよく語るエピソードがあります。「幼少期からお肉が食べられなかった男の子が、細かく刻んで混ぜご飯にする工夫を5年続けた結果、今では普通に食べられるようになった」——これは、あるお客様のご家庭で本当に起きたことです。もし諦めていたら、「肉が食べられない子」というレッテルがその子の一生についてまわったかもしれません。それは、その子の一生の宝なんです。
作る過程を見せることが、『生きる力』の土台になる
今の家事は、ボタンひとつで完結する便利さで満ちています。それ自体は素晴らしいことです。でも、子どもがそのプロセスに立ち会う機会・『生きる力』を育む機会が失われているという危機感も、代表の吉村は繰り返し語ります。作り置きの日に、子どもと一緒に野菜を洗う。「これ何?」「にんじん、こうやって切るのよ」——その3分の会話が、10年後の食卓を作ります。
苦手だった野菜が食卓に並び続けることの、5年後の意味
「うちの子、これ食べないから作らない」と決めてしまうと、その子の食卓は一生そのメニューを持たないまま進んでいきます。「去年は食べなかった野菜を、食べていますよね」——それに気づけるのは、作り続けているお母さん・お父さんだけです。作り置きは、その気づきの回数を増やしてくれる仕組みでもあります。
疲れた日は、頼っていい。作り置きを『外の手』にゆだねる選択肢
ここまで読んでくださって、それでも「今週は本当に無理」という日があると思います。そんな日は、頼っていいんです。「作り置きなんて、主婦の仕事」「他人にキッチンを触られたくない」——そう思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、違います。頼ることは、弱いことじゃないんです。

「もっと早く頼めばよかった」——お客様の声にいちばん多い一言
第二の実家をご利用いただいたお客様から、いちばん多く聞くのが「もっと早く頼めばよかった」という言葉です。「赤の他人にこんなこと、頼んでいいのかな」と思うのは、あなたが真剣だからです。第二の実家の代表・吉村は、そのためらいを「昔の家事のあり方から、これから先の家事のあり方へ移る一歩」と呼びます。あなたが感じているためらいは、正しい方向を向いています。
お買い物はお客様にお任せ。私たちは『今あるもの』で力を発揮します
第二の実家のお料理サポートには、大事な原則があります。買い物代行はしていません。ご自宅にある食材で作り置きをお手伝いします。「え、それだと足りないかも」と心配される方も、ふたを開けると「こんなに冷蔵庫にあったんだ」と気づかれることが本当に多いんです。『冷蔵庫にあるもので、無駄なく』という、実家のばあちゃんの台所仕事——それが私たちのお料理サポートです。
お金を払うからこそ、率直に「ここをもう少し」と頼める自由
家族や親族に頼むと、どこか気を使ってしまいますよね。「やってもらっているのに文句は言えない」——その我慢が、じわじわあなたを追い詰めます。対価を払う関係だからこそ、『ここをもう少しお願いします』と率直に言える。これは、我慢の対極にある自由です。同時に、シニアサポーターの人生経験は、お金では割り切れないプライスレスな価値でもあります。この両面をどちらも受け取ってもらえたら、頼るという選択が、ぐっと軽くなるはずです。
作り置きだけじゃない。「精神安定剤みたいなもの」と呼ばれる理由
長くご利用くださっているお客様が、あるとき私たちにこう伝えてくださいました。「もう、精神安定剤みたいなものです」と。作り置きが冷蔵庫にあることの安心感、子どもの見守りをお願いできる余白、話し相手がいてくれる時間——それらが積み重なって、平日の夕方の景色が変わっていく。目の前の家事と、暮らし全体を『ひとつながり』にするのが、私たちのお料理サポートの本当の仕事です。詳しくは第二の実家のサービスページをご覧ください。
まとめ|1人で頑張らないで、1人で諦めないで
夕飯の作り置きおかずは、「完璧に7品揃える」ものではなく、「冷蔵庫の中から、平日の自分を助ける仕組みを組む」ものです。その気軽さを取り戻せたら、あなたの週末はもう少しやさしくなります。
今日から始める、『1品だけ』の作り置きの一歩
まずは1品でいい。冷蔵庫を開けて、余っている食材を1つ手に取ってください。醤油+みりんで煮る、塩+ごま油で和える——それだけで、平日の夕飯が1品楽になります。今週末、それだけ試してみませんか。
あなたの笑顔が、子どもたちの未来を作ります
大変な時期です。でも、一生の中でとても大事な時期でもあります。だから——1人で頑張らないで、1人で諦めないでください。あなたの笑顔が、子どもたちの未来を作ります。まず、あなたが幸せになってください。
第二の実家のお料理サポートの相談窓口
「一度、話だけでも聞いてほしい」——そう思われたら、いつでもお声がけください。第二の実家では、お料理サポート・見守り・整理収納などを、一人ひとりのご家庭に合わせてご一緒しています。お問い合わせページから、気軽にご相談いただけます。もう少し温めたい方は、無料の家事シェアチェックリストから始めるのも一歩です。
よくあるご質問(FAQ)
Q1. 夕飯の作り置きおかずは、何日くらい日持ちしますか?
調理法によって差はありますが、一般的には冷蔵で3〜4日が目安です。煮物や炒め物は3日以内に、和え物は当日〜翌日に食べ切るのが安心です。もっと長く保存したい場合は、下味冷凍や小分け冷凍にして1週間ほど日持ちさせる方法もあります。心配なときは、におい・見た目・味の変化で判断してくださいね。
Q2. 買い物する時間もありません。それでも作り置きはできますか?
はい、できます。実は第二の実家がいちばん大切にしているのが、この『買い足さずに、冷蔵庫にあるもので作る』スタイルです。まず冷蔵庫を開けて、余っている野菜・切れかけのお肉を並べてみてください。3つ集まれば、和え物・炒め物・煮物のどれか1品にはなります。「新しく買う」より「今あるものを使い切る」から始めると、作り置きはぐっと続きやすくなります。
Q3. 子どもが偏食で、作り置きしても食べてくれません。
とても大切なご相談です。無理に食べさせようとしなくて大丈夫。細かく刻んで好きなおかずに混ぜたり、味付けを少しずつ変えて出し続けたりする方法があります。1年、2年、5年と時間をかけて、去年は食べなかったものが食べられるようになる——第二の実家では、そんなお子さまを何人も見てきました。それは、その子の一生の宝になります。焦らないで、続けてみてくださいね。
Q4. 作り置きが続かなくて自分を責めてしまいます。どうしたらいい?
1人で抱え込まないでください。作り置きが続かないのは、あなたの意志が弱いからではなく、共働き子育て世帯の生活サイクルに『完璧な作り置き』が合っていないだけなんです。1品でも冷蔵庫にあれば十分。それすら難しい週があれば、第二の実家のような外の手に頼ってもいいんです。頼ることは、弱いことじゃありません。まず、あなたが幸せになってください。
Q5. 家族に「作り置きはまずい」と言われて、続ける気力が湧きません。
まずお伝えしたいのは、それはあなたの腕の問題ではなく、味付けが1〜2日で変化する保存中の性質によるものが大きいということです。煮物は冷めながら味が入り、和え物は時間が経つと水分が出る——それを踏まえて、「作った直後は少し薄味に」「和え物は食べる直前に和える」といった小さな工夫で、驚くほど変わります。それでも気が乗らない日は、頼ってくださいね。