「お手伝いしたい」と言ってくれるお子さんに、じっくり付き合える日は、どのくらいあるでしょうか。気持ちはうれしくても、夕方の時間は待ったなし。つい「今日はいいよ」と答えてしまう日が続いてしまう、というお声はよく伺います。夏休みのある日、千葉県内のご家庭にお掃除で伺ったとき、きょうだいのおふたりが自分から雑巾を持ってきてくれました。あくまで一例ですが、ご家庭のヒントになればうれしいです。
こんなお悩み、ありませんか?
家事を教えたい。でも、そこまでの余裕がない
子どもに家事を身につけてほしい。そう思っているおうちの方は、決して少なくないと思います。ただ、実際に一緒にやろうとすると、時間はかかりますし、あとから手直しが必要になることもあります。仕事と家のことを回している毎日の中で、そこに時間を割くのは、正直むずかしいですよね。
だからこそ、誰かの手が入っている日は、少しだけ余白が生まれる日でもあります。この日も、特別に何かを用意していたわけではありませんでした。
掃除機のあとの水拭きを、きょうだいで
この日は、水回りとお部屋のお掃除でお伺いしていました。掃除機をかけようとしたちょうどそのタイミングで、おうちの方とお子さんたちが帰宅されました。久しぶりにお会いできて、こちらもうれしくなった場面です。
そのあとの水拭きを、きょうだいのおふたりが手伝ってくれました。二人で並んで、床を拭いていく。頼んだわけではなく、自然とそうなったのが印象的でした。
💡 ちょっとしたヒント
拭き掃除は、力加減も道具も難しくなく、きれいになったところが目で見てわかります。きょうだいで場所を分けると、それぞれが自分の担当に集中しやすいようです。もちろん、その日の気分で乗ってこないこともあります。
今日のお手伝いは、たぶん、ずっと先につながっている
子どものころに家事に触れていると、暮らしを整えることが「特別なこと」ではなくなるように思います。掃除も洗濯も、やり方を知らないままだと、大人になってから向き合うのがおっくうになりがちです。逆に、当たり前のこととして手が動く人は、ひとり暮らしを始めても、家族を持っても、そのハードルが低いままでいられます。
触れないまま大人に
やり方がわからず、暮らしを整えることが構えのいることになりやすい
手伝うのが当たり前に
家のことに手が動くので、生活を整えるハードルが低いままでいられる
とはいえ、その「当たり前」を毎日つくるのは、おうちの方だけではとても大変です。余裕のある日ばかりではありませんし、うまくいかない日があって当然だと思います。
おばあちゃん代わりとして、暮らしのことを一緒に
私たちシニアサポーターは、お掃除やお料理でお伺いしています。お子さんが「やってみたい」と言ってくれたら、その場で一緒に手を動かします。おうちの方の代わり、おばあちゃんの代わりのような立ち位置です。暮らしのことを少しずつ手渡していけたら、と思っています。
この日は最後に、折り紙などをして少し遊んで終わりました。帰るときには、玄関まで手をつないで見送ってくれて、こちらのほうが元気をいただいた一日でした。
私たちも完璧ではありません。うまく伝わらない日も、お子さんが乗ってこない日もあります。それでも、生まれた「やってみたい」を大切にしたいと思っています。がんばってくれた日は、ぜひおうちの方から褒めてあげてください。いちばんうれしいのは、やはりご家族からの言葉だと思うのです。
『第二の実家』のお掃除サポートについて
『第二の実家』のシニアサポーターは、ご家庭にお伺いして、お部屋や水回りのお掃除をお手伝いしています。この日のようにお子さんが加わってくれることもあれば、静かに整えることに専念する日もあります。
今回ご紹介したのは、あくまでひとつの例です。何をどこまでお願いするかは、ご家庭ごとに本当にさまざまです。ご相談の中で、あなたのご家庭に合ったサポート内容を一緒に考えていきます。まずはお気軽にお声がけください。