「本当に、霧が晴れたようにほっとするんです」。
そう話すのは、2人のお子さんを育てながらご主人と共働きをしているSさん。帰宅して温かいご飯が用意されている安心感、翌朝の慌ただしさから解放される喜び。そんな日常の小さな変化が、彼女の暮らしを大きく変えていきました。料理も掃除も任せられる家事代行を探していたSさんが、第二の実家と出会ったのは、まさにそんな時期でした。
「料理も掃除も、両方お願いできるのがありがたくて」
Sさんが家事代行サービスを検討し始めたのは、仕事の繁忙期と子育ての大変さが重なった時期でした。以前、料理だけをお願いするサービスや、別の家事代行サービスを利用したことはあったそうです。でも、どこか物足りなさを感じていました。
「料理だけとか、掃除だけとかじゃなくて、料理も掃除も両方お願いできるのがすごくありがたいんです」
Sさんがそう話すのには理由がありました。仕事が立て込んでいる時期は、ご主人も在宅で仕事をすることが多く、家の中は常に混沌とした状態。そんな中で、料理と掃除を別々にお願いするのは、時間の調整も大変だし、何より家族のリズムが乱れてしまう。料理も掃除も、同じ方に同じタイミングでお願いできたら——。そんな希望を持って、第二の実家を利用し始めたといいます。
最初は少し不安もあったそうです。家に誰かを迎え入れること、特にご主人が在宅で仕事をしている時間帯にサービスを利用することに、戸惑いもありました。でも、実際に利用してみると、その心配は杞憂だったとSさんは笑います。
「立て込んでいる時は、『この時間です』ってお伝えすれば特に問題ないんです。主人も仕事をしながらでも大丈夫だって言ってくれています」
ご主人への配慮もしっかりしてもらえる。そんな細やかな気遣いが、Sさん家族にとっての安心につながっているようでした。
「誰も美味しいって言ってくれないのに」
代表・吉村との思わぬ会話
取材当日、Sさんは代表の吉村に逆質問をしていました。「どうしてこの仕事を続けているんですか?」と。すると吉村は、こんなことを話したそうです。
「家では誰も美味しいとか取立てて言ってくれないんですけど、ここに来るとすごく美味しいって感激してくださるのが、我々シニアは物凄く嬉しいんです」
その言葉を聞いて、Sさんは「お互いそうですよね」と笑顔を見せました。サポートを提供する側と受ける側という関係を超えて、お互いに感謝し合える関係。それが第二の実家らしさなのかもしれません。
「帰ってご飯があって、次の日の準備もできている。それだけですごく嬉しいんです」
Sさんが話すその表情からは、単なる家事代行サービスを超えた、何か特別な関係性が見えてきます。普段はLINEで状況を伝えることが多く、吉村と顔を合わせる機会は少なかったそうですが、それでも確かな信頼関係が築かれていることが、会話の端々から伝わってきました。
取材の日、吉村は初めてSさんの2人のお子さんに会うことができました。普段は声だけで様子を聞いていた子どもたちに直接会えたことを、吉村もとても喜んでいました。そんな何気ないやりとりの中に、家族のような温かさがありました。
「霧が晴れるようにほっとする」
今の暮らしとこれから
「霧が晴れるようにほっとする」。Sさんが最初にそう表現した気持ちは、今も変わらないといいます。いえ、むしろ以前よりも強く感じているかもしれません。
仕事と育児の両立は、今も決して楽ではありません。でも、帰宅して温かいご飯が用意されている安心感。翌朝の支度が整っている余裕。そんな小さな変化が、Sさんの日常を確実に支えています。
「本当にもう、霧が晴れるように、ほっとするんです」
その言葉の裏には、きっとこれまでの大変さや、一人で抱え込んでいた時期の苦しさがあったのでしょう。でもSさんは、それを愚痴るのではなく、今の感謝の気持ちとして言葉にしてくれました。
取材の最後、Sさんはこう話してくれました。
「今後ともよろしくお願いします」
その言葉には、これからも続いていく関係への信頼と期待が込められていました。サポートを利用する、されるという一方的な関係ではなく、お互いに感謝し合える関係。それが、Sさんにとっての第二の実家なのです。
Sさんのプロフィール
2人のお子さんを育てる母親。ご主人と共働きで、仕事が立て込む時期には在宅勤務も多い。以前は料理のみ、または掃除のみの家事代行サービスを利用していたが、料理も掃除も両方依頼できるサービスを探していた。現在は第二の実家を定期的に利用し、仕事と育児の両立を続けている。
第二の実家より
仕事と育児の両立、家事の負担、一人で抱え込んでいる不安。そんな日常の重さを、誰かと分かち合える場所があってもいいと、私たちは考えています。料理や掃除をお手伝いするだけでなく、「霧が晴れるようにほっとする」そんな安心感を届けられたらと思っています。
今、少し疲れているなと感じている方、誰かに頼ってみたいと思っている方がいらしたら、まずはお話を聞かせてください。あなたに合った関わり方を、一緒に考えていきます。いつでもご相談くださいね。
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